同じ月をみている
窪塚二年半ぶりの映画出演
あのかつての勢いはありません。
役どころのせいかエディソン・チャン(ドンちゃん)にくわれてました。彼が主役なのかな?
彼は悲しみを内に秘めた観音様のような人物。
なんで人のためにここまで自分を投げ出せるのか?まさにすべてを悟ったって感じ。
ビジュアル的にエディソン・チャンはとよのか好み
それはおいといて、逆に立場的には優位なのにいつも何かに怯えて苦悩する窪塚。
…かなり切ないです。
小さなころから一人で生きていたチンピラ役の山本太郎が
『人間、心を開けば開くほどゴミ箱にされるんや!ドンドンゴミを入れられる。心がきれいな奴ほどな・・・』
といった一言が心に残ります。
ピュアな人ほど汚されていくのね・・。幼いころより人からだまされ続けてた彼はもう誰も信じられない。
なのにドンちゃんはゴミ箱にされながらも何もいわない。
彼はそれをみて何かを見つける。
人は人を傷つけない人はいないし、傷つけられない人もいない。
地面で這い蹲って生きてる人も優雅に暮らしている人もみんな同じ月を見ている。
ストーリーが特別面白いわけではないけど、なんか考えさせられます。泣けます。